V-REPにOpenRTM-aistと通信するためのプラグインをインストールします.
1. バイナリインストール (おすすめ)
ビルド済みのバイナリを提供します.
1.1 Windows
Ver. 2.0.0: simExtRTC.dll 2021/01/24更新
64bit版Windows10 + OpenRTM-aist-1.2.2 + Visual C++ 2017で作成.
OpenRTM-aist 1.2.2 (x64)をインストールしてから,dllをCoppeliaSim.exeと同じフォルダ (通常はC:/Program Files/CoppeliaRobotics/CoppeliaSim**に配置.**にはダウンロードしたバージョンが入ります.教育用エディションならEdu)
Ver. 0.1.1: v_repExtRTC0.1.1 2016/03/22更新
64bit版Windows7 + OpenRTM-aist-1.1.1 + Visual C++ 2010で作成.
RTMを含めたすべてのバイナリおよびrtc.confをvrep.exeと同じフォルダに配置してください.
変更点: ObjectRTCをサービスポートから追加できるようにインターフェースを変更.注意点としては,他のRTCで使ったオブジェクトと同じ名前を使えません.
たとえば,Pioneer_p3dxに対してRobotRTCを作り,おなじPioneer_p3dxというモデルの位置を取得するためにspawnObjectRTCの引数をPioneer_p3dxにしたり,メニューから追加してもうまく動作しません.この時はPioneer_p3dx_connection1など,別のモデル名を指定してください.
SimulationManagerも変更した.
Ver. 0.1.0: v_repExtRTC0.1.0 2016/03/14更新
64bit版Windows7 + OpenRTM-aist-1.1.1 + Visual C++ 2010で作成.
RTMを含めたすべてのバイナリおよびrtc.confをvrep.exeと同じフォルダに配置してください.
変更点: ObjectRTCを導入.任意のObjectの絶対位置をTimedPose3D型で出力する.
メニュー > Plugins > RTCPlugin > Add ** RTCでV-REPのメニューバーからRTCを追加できるようになった.この場合は対応するモデル名と,createComponentに与える引数をそれぞれダイアログに与える.
Ver. 0.0.3: v_repExtRTC0.0.3 2014/09/05更新
変更点: RangeRTCのバグフィックス
Ver. 0.0.2: v_repExtRTC0.0.2 2014/08/22更新
Ver. 0.0.1: v_repExtRTC0.0.1 2014/08/20更新
2. ソースコードからのインストール
2.1 環境設定
このRTCをビルドするには,OpenRTM-aist 1.2.2およびVisual Studio 2017が必要です.
2.2 ダウンロード
まず,ソースコードの配置をする場所が大事です.
V-REPをインストールするフォルダを$VREP_PATHとした場合,
$VREP_PATH/programming/
という場所になります.
Windowsの場合は,UACをオフにしてから作業を行う必要があります.
さて,下記のURLからソースコードをダウンロードします.
https://github.com/ogata-lab/v_repExtRTC
右のDownload ZIPを選んでダウンロードするのがよいと思います.
もちろん,gitを使ってダウンロードするのもよいでしょう.
これにより,
$VREP_PATH/programming/v_repExtRTC
というディレクトリができたことと思います.
2.3 ビルド
2.3.1 Windows
付属のv_repExtRTC_vc14.slnを開き,RELEASEモードでビルドします.
すると,x64/ReleaseフォルダにsimExtRTC.dllというファイルができているはず.
2.3.2 OSX, Linux (開発中)
v_repExtRTCディレクトリに移動して,Makeします.
$ cd $VREP_PATH/programming/v_repExtRTC/ $ make
すると,libディレクトリに,libv_repExtRTC.dylib (Linuxならlibv_repExtRTC.so)ができています.
2.4 インストール
出来上がった.dllや.dylib, .soファイルを,vrepの実行ファイルが存在するディレクトリにコピーします.
また,同じディレクトリにパッケージに含まれているrtc.confファイルをコピーします.
2.4.1 Windows
Windowsならば,C:\Program Files\CoppeliaRobotics\CoppeliaSim**\です.
2.4.2 OSX
書き途中
2.4.3 Linux
書き途中
3. 動作確認
ネームサービスを起動します.またOpenRTPも起動します.
CoppeliaSim.exeを立ち上げます.
起動すると,localhost/VREP0.rtcというRTCが立ち上がります.
これでインストール成功です.
2. ソースコードからのインストール (旧情報)
2.1 環境設定
このRTCをビルドするには,OpenRTM-aist 1.1.1が必要です.
trunkのソースコードからビルドしたバージョンのOpenRTM-aist-1.1.1が必要です.RTCの同期機能にバグがあります.
2.1.1 Windows
Windowsでは,この場所のβ版をインストールするのが簡単ですが,同期機能にバグがあります.
http://hara.jpn.com/_default/ja/Software/OpenRTM111.html
この下のOpenRTM_1.1.1_x86_vc10-beta.msiを選んでインストールします.
このRTMの運用にはPython2.7が必要で,これまでの1.1.0と共存させたり,他の言語の現行バージョンと共存させることができません.
なので,私はビルドが終わったら消して,また古いバージョンを入れてます.
2014年8月22日現在では,ソースコードからビルドした方が良さそうです.
2.1.2 Linux
trunkのソースコードをビルドします.Ubuntuなら簡単にビルドできます.
$WORKING_DIRECTORYはお好きなディレクトリでかまいません.
$ cd $WORKING_DIRECTORY $ sudo apt-get install build-essential cmake doxygen g++ python-yaml openjdk-7-jdk autoconf $ svn co http://svn.openrtm.org/OpenRTM-aist/trunk/OpenRTM-aist/ $ cd OpenRTM-aist $ sh autogen.sh $ ./configure --prefix=/usr/ $ make $ sudo make install $ sudo ldconfig $ echo "export RTM_ROOT=/usr/include/openrtm-1.1" >> ~/.bashrc $ echo "export LD_LIBRARY_PATH=/usr/lib64/:$LD_LIBRARY_PATH" >> ~/.bashrc $ source ~/.bashrc
2.1.3 OSX
筆者の個人ページで定期的にtrunkをビルドしたバイナリのインストール方法を紹介していますので,こちらを参照してほしいです.
http://ysuga.net/?p=206#more-206
2.2 ダウンロード
まず,ソースコードの配置をする場所が大事です.
V-REPをインストールするフォルダを$VREP_PATHとした場合,
$VREP_PATH/programming/
という場所になります.
Windowsの場合は,UACをオフにしてから作業を行う必要があります.
さて,下記のURLからソースコードをダウンロードします.
https://github.com/ogata-lab/v_repExtRTC
右のDownload ZIPを選んでダウンロードするのがよいと思います.
もちろん,gitを使ってダウンロードするのもよいでしょう.
これにより,
$VREP_PATH/programming/v_repExtRTC
というディレクトリができたことと思います.
2.3 ビルド
2.3.1 Windows
付属のv_repExtRTC.slnを開き,RELEASEモードでビルドします.
すると,libフォルダにv_repExtRTC.dllというファイルができているはず.
2.3.2 OSX, Linux
v_repExtRTCディレクトリに移動して,Makeします.
$ cd $VREP_PATH/programming/v_repExtRTC/ $ make
すると,libディレクトリに,libv_repExtRTC.dylib (Linuxならlibv_repExtRTC.so)ができています.
2.4 インストール
出来上がった.dllや.dylib, .soファイルを,vrepの実行ファイルが存在するディレクトリにコピーします.
また,同じディレクトリにパッケージに含まれているrtc.confファイルをコピーします.
2.4.1 Windows
Windowsならば,C:\Program Files (x86)\V-REP\V-REP-**\です.ここで,OpenRTM-aist-1.1.1を使う人は,
C:\Program Files (x86)\OpenRTM-aist\1.1.1\binにあるすべてのdllファイルを,同じフォルダにコピーしておきます.
また,同じディレクトリにrtc.confファイルをコピーします.
2.4.2 OSX
OSXならば,$VREP_PATH/vrep.app/Contents/MacOS/です.
また,同じディレクトリにrtc.confファイルをコピーします.
2.4.3 Linux
書き途中
3. 動作確認
ネームサービスを起動して,V-REPを立ち上げます.
起動すると,localhost/VREP0.rtcというRTCが立ち上がります.
これでインストール成功です.